目からウロコ!教え方3つのコツを紹介します
~若手社員を一人前に育てよう~

サラリーマン処世術

ベテラン社員の皆さん、若手社員の教育はどうしていますか?
厳しく接する「スパルタ教育」、「教わるのではなく盗め」、「一人で努力」はもはや過去の遺物。
こんな教え方は時代遅れです。今回は今の時代に適した教え方3つのコツをご紹介します!

1.細かく都度理解を確認しよう

ダメなパターン

話し手
 ・一つの質問を受けたら相手に対してずーっとしゃべり続けてしまう。
  →頭の回転が速くてせっかちな人がやりがち
 ・相手が「うんうん」と頷いているので、ああ理解しているんだなと勘違いする。

聞き手
 ・日本人は空気を読みすぎて「分かったふりをしてしまう」ことがよくある。
 ・途中遮って質問しない。

結局は何もわかっていないという状況が発生!

ではどうしたら良いか?

話し手
 ・「ここまで分からないことはありませんか?」と細かく理解を確認していく。
 ・文章にして3~4行話したら都度相手の理解を確認するのがおススメ。

聞き手
 ・きちんと途中でも「分かりません」と言うようにしよう!

2.理解していることを認めよう/褒めよう

質問:教えることの目的は何でしょうか?

初心者の答え
 疑問を解消する(問題の解き方を教える)こと

中級者の答え
 ヒントを伝え自分で答えを導けるようにすること

プロの答え
 学習を好きになってもらうこと

学ぶ面白さを感じてくれれば、ずっと主体的に学び続けてくれます。
教えるのがうまい人は学習を好きにさせるのが上手。一方、下手な人は嫌いにさせてしまいます。
一番嫌いにさせる原因は、「自分にはできないわ~」と感じさせてしまうことです。

ダメなパターン

話し手
 ・初心者の頃を忘れている。
 ・当たり前/当然という態度。
 ・「小さなことでも褒める」を忘れる。

聞き手
 ・”分からない” →”できない” →「自分はバカなんじゃないか」と思い込む。

聞き手の自信喪失に!

ではどうしたら良いか?

話し手
 ・相手がちょっとでも理解していることを「ここまで理解してるね、いいね!」と褒める。(相手を承認する)

聞き手
 ・「自分は無力じゃないんだ、頭が悪くないんだ、解けるんだ」

自信が復活!

大げさは不要

いつもいつも「すごいですね、すばらしいですね」と大げさに褒める必要はありません。逆にあんまりやりすぎると嘘っぽくなってしまいます。あんまり褒められると「ホントはそんなに思ってないでしょ」と思われます。

これでOK

「ここまできちんと理解してるね」、「しっかり覚えてるね」、
というようにその人が理解しているという事実さえ認めてあげれば大丈夫です。

3.優しすぎるのは本当のやさしさではない

「一回教えるだけ」 → どんなに優しくてもOK!
「長期的に指導」 
 → 優しすぎるのはNG!

なぜなら・・・
 相手が優しさに甘えて依存して自立できなくなるから

宿題をやってこない生徒、勉強会や研修で課題をやってこない人にどう接したら良いか?

ダメなパターン

話し手
 ・「忙しいですよね。でも気にしなくて全然大丈夫だよ。次頑張ればいいですからね。」

聞き手
 ・「あ、自分は頑張らなくても大丈夫なんだ」
 ・「やらなくても許してもらえる」

甘えが発生!

人をモチベートし続けるには適切な緊張感が絶対に必要です。特に学ぶ習慣がついていない人は自己保存本能が働いて学習していない状態にすぐ戻ろうとしてしまいます。そういった人間の性質・事実を認めて、背中を押し続けることが教育です。

注意
 「お前なんでやってこないんだ!」とブチ切れはNGです!
 恐怖で縛ることで結果的には自主性ゼロ人間が製造されていまいます。

恐怖 → 短期的には頑張る → 学び自体が嫌いに → 自主性ゼロ

ではどうしたら良いか?

極力責める印象を与えないで、冷静に「これからどうするか?」を問い続けてください。

・何度も何度も問い続けることが大事。
・承認と否定のバランスを保つ。
・優しすぎる指導をやめて「これからどうするか?」をしっかり考えてもらおう!

まとめ

1.細かく都度理解を確認しよう
 →ずっと話さずに、途中途中で確認
2.理解していることを認めよう/褒めよう
 →相手が理解している事実を承認
3.優しすぎるのは本当のやさしさではない
 →「これからどうするか?」を問い続ける


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