『脱マウス 最速仕事術』で生産性を爆上げする方法

サラリーマン処世術

パソコン操作をするときにマウスは使っていますか?マウスは直感的な操作ができ一見便利なのですが生産性の観点からすると悲しいことに足を引っ張ってしまう道具です。森新氏の『脱マウス 最速仕事術』(ダイヤモンド社)を参考に、脱マウスにより生産性をアップする方法をご紹介します。

なぜマウスを使わないと生産性が上がるのか

マウスを利用する目的は大きく分けて3つです。

  • カーソルの移動
  • クリック
  • スクロール

これらはマウスを使わなくても操作可能です。
パソコンはキーボードだけで操作できるよう設計されていて、ごく一部の操作を除きキーボードだけで事足ります。
仕事でパソコン操作をするとき、通常両手はキーボードのホームポジションに置いてあると思いますが、マウスを操作するとなるといちいち右側に手を持って行ってマウスを操作してまた手を戻してキーボードを打つという操作になります。これでは手の動きに無駄がありすぎるということです。

マウスを一切触らないとまでは言いませんが、キーボードで簡単に操作できることはキーボードをフル活用しましょう。
マウス操作によるクリックやスクロールの操作が一つ一つは小さいですがそれが積み重ねとなり結局は大きな時間を奪っています。

『脱マウス 最速仕事術』の本によれば年間120時間も無駄を削減できるとのこと。
サラリーマンの勤務時間の15日分にあたります。これはやらない手はないですね。
日々の作業は効率化され、確実に生産性が上がります。

何はともあれTabキーを使いこなそう

Tabキーとはキーボードの左の上の方にあるキーです。

主な目的はフォーカスを変更するために使われます。簡単に言うと操作対象を切り替えるためのキーです。
これによってカーソル移動の省略ができます。

例えばWebサイトの登録フォームで入力欄がたくさんあったとします。
順番にテキストを入力していくとき、Tabキーを使えばどんどん次の入力欄に移動することができます。
上に戻りたい場合は、ShiftキーとTabキーを同時に押すことで戻ることができます。(Shift+Tab)
これをいちいちマウスで入力欄を切り替えていては時間の無駄が発生してしまいます。

このように他のキーとTabキーの組み合わせに拡大するとさらにできることが増えます。
Ctrl+Tabで、ブラウザ上のタブを切り替えることができます。
また、Alt+Tabでアプリケーションの切換えが可能です。

ショートカットキーを使いこなそう

ショートカットキーを利用することでパソコンへの指示がキーボードのコマンド入力でできます。
Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vでペーストは皆さん使われているかと思いますが、これは一番有名なショートカットキーかもしれません。
重要な操作はどのアプリケーションでも共通のショートカットキーが割り当てられていますので分かりやすくなっています。

ここでは代表的なショートカットをご紹介します。

ショートカット動作の内容
Ctrl + Oファイルを開く
Ctrl + S上書き保存
Ctrl + P印刷
Ctrl + Z直前の操作を元に戻す
Ctrl + Y直前の操作を繰り返す
Ctrl + N対象アプリケーションの新規ウィンドウを開く
Ctrl + F文字列の検索
Ctrl + A全選択
Alt + F4ウィンドウを閉じる(アプリ終了)

テキスト入力に特化したもの

ショートカット動作の内容
Ctrl + B太字にする
Ctrl + Kリンクの挿入
Shift + 矢印文字列の選択
Ctrl + →(←)文章中の単語の終わりに移動
Home行の先頭に移動
End行の末尾に移動

それでもマウスの方が早い操作

脱マウスとは言え、キーボードよりもマウスの方が素早くできる操作もありますのでそちらをご紹介します。
それは、Webサイトを見るときのInternet Explorer(IE)やMicrosoft Edge(エッジ)、Google Chrome(クローム)などのウェブブラウザです。
ウェブページは、リンクが設定された文字や画像などが随所に存在するため、これをキーボードで選択しようとすると時間がかかってしまいます。またプレゼン資料を作成する際のパワーポイントも色々な場所に画像やグラフ、表などを配置するのでこれをキー操作するのは大変です。
このようなアプリでは、左手でできるキー操作を行いマウス依存度を下げつつ、右手でマウスも使うというのが最適解になります。

まとめ

  • 作業時間の短縮にはマウスをなるべく使わないようにしましょう。
  • ショートカットキーを使いこなし、キーボード中心でPCを操作しましょう。
  • 目的に応じてマウスも活用し、真の生産性アップをねらいましょう。

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