個別指導塾で良い先生に当たる方法を解説

ライフハック

今回は中高生の受験を控えているお子さんを持つ親御さんたちに必見な情報です。
私の塾講師の経験を通して、子供を個別指導塾に通わせるとしたらどんなことに注意すべきか、個別指導塾で良い先生に担当してもらうにはどうしたら良いか、ということについてお伝えします。

はまちゃん
はまちゃん

個別指導塾の先生って当たり・外れがあるんだね

はまぐりん
はまぐりん

あるね。良い先生が担当になってくれたら最高なのでどうしたら良いか解説するよ!

集団塾と個別指導塾

そもそも集団塾と個別指導塾のどちらが良いかという話もありますが、単純な比較は外部サイトにお任せします。「個別指導塾 集団塾 違い」とかでググってみてください。
一応ざっくり比較表は載せておきます。

検討項目個別指導塾集団塾
授業形態生徒1~3人程度に対して塾講師1人が担当。
自分に合った先生を選択できる。
教室に10~20人程度の生徒を集め、
塾講師が授業を行う。
カリキュラム子供の学習スピードに合わせて、
分かるまでじっくり。
塾側が用意したカリキュラム固定が多い。
学習の習熟度によってクラス分けもあり。
通塾の目的・希望・苦手科目を克服したい。
・学校の授業についていけるようにしたい。
・他の習い事や部活で忙しいので、
 都合に合わせて柔軟に予定を組みたい。
・レベルの高い問題を解けるようになりたい。
・他の生徒と競争しながら切磋琢磨したい。
・塾側で作成されたカリキュラムに沿って
 授業を受けさせたい。
子供の性格・マイペース
・控えめで遠慮しがち
 (自分で質問しづらい)
・負けず嫌い
・1人だとなかなか集中力が続きにくい
費用集団塾よりも高め個別指導塾よりも安め

個別指導塾はここに気をつけよう

集団塾を選ぶ場合、自分だけに向けて授業をやってくれているわけではないので、授業にきちんとついていけてるのか、課題はこなせているかという意識が働きます。ある程度親御さんもコミュニケーションを取って進み具合や理解度を確認されていることが多い印象です。

一方で、個別指導塾を選ぶ家庭は、”塾に丸投げ”感が比較的強いです。高い月謝を払っているのだし個別に見てくれるのだから任せておけば安心だろう的な。これは半分合っていて半分間違いです。

個別指導塾は大学生を雇うことが多く、長くてもMax3~4年程度の講師歴しかありません。生徒1~3人につき講師1人を割り当てるので塾によっては質より量となっているケースもまま見られます。すなわち当たり外れが大きく、優秀で教え方の上手な講師もいれば、恐らく社会に出たら苦労するだろうなというようなしょうもない講師もいます

当たりの講師に見てもらうにはどうしたら良いか?

個別指導塾では相性の合う先生を選択できる制度があることが多いです。何回か試してみて決めることもできます。
その際、子供の意見だけで決めず、面談で親もきちんと講師と話をすることをお勧めします
面談では以下のようなことを問いかけてみてください。

  • どのようなカリキュラムで進めるのか
  • 弱点に対する取り組み方
  • 宿題はどのようなペースで出されるか
  • 宿題の管理はどのようにしているか
  • 学校の定期テスト対策はどう進めるか
  • 通常の授業の時間配分はどのように考えているか
  • 毎回の授業で確認テストはきちんと時間が取れているか
  • 授業の進捗管理と遅れがありそうな時のリカバリーはどのように考えているか
  • 自習時間の計画は生徒とどのように相談しているか

これらの質問に対し、講師がしっかり真摯的な受け答えができているかをよく見極めてください。
ポイントは担当講師自身が答えられているかです。塾長が割り込んで懇切丁寧に説明してくれることもありますが、教えるのは塾長ではなく講師なので講師からの説明を引き出してください

正直、ここまで確認してくる親がいたら塾も講師もこの親はちゃんとやらないとヤバいと気を引き締めて応対すると思います。

全て100点満点の受け答えというのは期待し過ぎなので、総合的に生徒と真剣に向き合う姿勢が見られるかということを重視すると良いかと思われます。誠実さが感じられる講師を選んでください。

また、面談は一度きりではなく定期的に行って、しっかり話を聞くようにしてください。学習の進捗を親もある程度は把握してから面談に臨むようにしてください。
この講師とは合わないな、イマイチだなと感じた場合は交代をお願いすることをお勧めします。相性の部分もありますし相手も仕事なので遠慮する必要はありません。ただ、授業2~3回程度で判断するのはちょっと尚早かなという気もします。2ヶ月くらい様子をみても良いのではないでしょうか。

親もきちんと見ているという姿勢を見せること(実際見てください)で、優秀な講師をあててくれることもあります。逆に親に関心がないとか面談にも参加しないという場合はそれだけ手を抜かれる(というか普通の応対になる)可能性も上がってしまいます。

個別指導塾では相性が良く、面倒見の良いいわゆる”当たり”の講師が担当となったら本当にラッキーです。子供の成績アップ&講師の業績アップでお互いにWin-winの関係を維持しましょう。

第三者によるチェックという観点で親がきちんと定期的に確認することで、良い意味で緊張感のある良好な関係を築きましょう。

そもそもの前提は子供がやるべきことをやれているか

講師がいくら優秀でも、子供自身にやる気がないとか宿題を全くこなさないという状況であれば成績アップは期待できません。なんでもかんでも講師のせいにするのは酷というものです。

また小学生の頃にしっかり計算練習をしてこなかった子供が中学生になりいきなり計算ミスなくスラスラ解くということはあり得ず、ある程度計算練習のための時間は必要です。そのような状況で子供の計算ミスが原因で思うように得点できないというのは講師のせいではなく、それまで学習時間を確保してこなかったツケが回っていると言えるでしょう。

通常の講師であればその弱点を分析して宿題なりでしっかり練習時間を確保するはずです。このような状況ではある程度、中長期的に取り組む必要があるので、すぐに結果が出ないからといって焦りは禁物です。講師や塾をすぐに変えるというのは逆効果で、テストで高得点を取れない原因が何なのかを正確に分析した上でその対策が進められているのかをチェックすることが大切です。

まとめ

  • 講師の良し悪しを面談で見極めましょう。
  • 定期的に面談を行い学習進捗や成績の変化をチェックすることで、講師とは良い意味で緊張感のある良好な関係を作りましょう。
  • 個別指導塾の担当講師は当たり外れが大きいので親の関与も必要です。
  • 弱点分析ができておりその対策まで考えられているのかをチェックしましょう。
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