昇進には興味なしと開き直るのは危険

昇進 サラリーマン処世術

サラリーマンの皆さん、特に若い人、「自分は昇進に興味ないぜ!」とか思っている人はいませんか?何を隠そう自分もずっとそう考えていました。ところが、今の時代この考えはかなり危険です。これを機にいま一度考えなおしてみませんか。

昇進したくない人の意見

  • ワークライフバランスが大事
  • 残業なんかしないで趣味を大切にしたい
  • 責任を押し付けられたくない
  • 現場が好き、まだまだコード書けるぜ
  • 気楽にそこそこ頑張ってほどほどに給料貰えれば十分
  • 働きすぎて心の病になりたくない

私自身もそうでしたからこの気持ちは痛いほどよく分かります。しかし近年の少子化や新型コロナウイルスの発生、天災による大規模被害などこれまでにはなかったことが普通に起こるようになってきました。そんな世の中で今の状態がそのままずっと続いていくと考えてしまうのは大きな誤りです。

昇進に興味ないと考えるのはなぜ危険か?

今の状態が定年まで永遠に続くということはありません。
危険な理由を3点挙げます。

1.真っ先にリストラの対象になるから

年をとって普通の平社員だと真っ先にリストラの対象になります。もはや大企業だろうが中小企業だろうが将来倒産しない保証などありません。経営が苦しくなりリストラしなければならないとなったとき、高給取りの年寄りがまずリストラ対象になります。普通の経営者であれば、まだまだ成長する若者を安い給料で雇えるということで何の迷いもなく生きのいい若者を残したいと思うでしょう。

2.後輩が上司になり仕事しづらくなるから

また、時が経てば、自分の同僚や後輩が自分の上司になりかねません。想像してみてください。後輩からこの仕事担当してくださいと振られたり、ダメ出しをくらったり、評価をされたり。煮ようが焼こうがお好きにしてください状態なのです。まさに後輩生殺与奪の権を握られているということなのです。いまいち面白くないシチュエーションですよね。

それで成果に応じて平等に評価されればまだ良いですが、あえて結果の出しづらい仕事を任されて評価されづらい状態にして良い評価を与えない、なんてことも相手の思うがままです。

3.若者から使えないおじさん認定され居場所がなくなるから

若い頃大活躍して成果を残していたとしても、その後入ってくる新入社員にはそんなこと伝わりません。この人いつまで経っても昇進しない寂しいおじさんだなと思われます。また現場で若者と一緒に新しいことをやろうとしても吸収力にはついていけない可能性大です。足手まとい感が出てしまいどんどん居場所がなくなります

「自分は万年平社員でやっていくぜ」と思っている人は将来のリスクをどう捉えていますか?年を取った時に初めて気づいても後の祭りです。リスクをしっかり認識しそれでもそのまま継続するのか、改めて頑張るのか、いま一度冷静に考えてみてください。

サラリーマンこそ全力を出すべき

サラリーマンは基本的にはピラミッド構造の組織で、上からの命令や指示に従い全体の統制を取るのが基本です。
言わば皆が切磋琢磨しながら上を目指すというゲームに参加しているということなのです。

考えてみてください。サッカーをやっている時に自分は興味ないから横で草むしりするぜ、とかいうヤツがいたらどうでしょうか。一生懸命プレイしている人にとっては何なんだよとなりますし、レギュラー11人に入ってる意味ないじゃん、はよ出てけとなるでしょう。

サラリーマンを選んだのはあなたです。ルールに則り、精一杯努力して同じ土俵で勝負する。そうあるべきではありませんか。
「そんなの人それぞれ、自分はやりたいようにやるよ」というのであればそれはサラリーマンには向いておらず、起業するとか個人事業主としてやっていくことをお勧めします。テンションの上がらないイヤイヤやってる仕事なんてとっとと辞めて転職すれば良いのです。ここなら頑張れそうだと思える仕事に就けると良いですね。
睡眠時間を除いたら生活の半分以上は仕事です。そこに全力で打ち込めず、早く時間が過ぎないかな~なんて思っているのはとても虚しくありませんか。

決して今50代の一般社員の方々に文句を言っているのではありません。20代~30代前半の若者に対してこれからどんな世界になっていくか分からないからこそ、”ほどほど”なんて言ってないでそれぞれの立場で全力を出した方が良いですよ、ということです。

まとめ

  • 一生懸命やりがいのある仕事に取り組むことは充実した人生につながります。
  • サラリーマンである以上、切磋琢磨して昇進を目指しましょう。
  • 嫌なら独立、転職をすることをお勧めします。


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