キレる老人にならないために

ライフハック

周りでキレる老人に出会ったことはありませんか?
朝からコンビニで店員さんに暴言を吐いたり、会社ではちょっとしたミスにも目くじらを立てて怒鳴りつけたりと、私はそんな光景を度々目撃したことがあります。
いずれもだいたい50代~60代のおじさんなのですが、どうも年齢を重ねるとキレやすくなることがあるそうです。今回はそのメカニズムと自分がそうならないための対策についてお話しします。

なぜ年を取るとキレやすくなるのか?

色々な理由がありますが、その一つは脳が老化によって萎縮し感情のコントロールがしづらくなるためです。「怒り」という感情が制御不能となり、本能の赴くままに暴走してしまいます。

この感情のコントロールをしているのが脳の前頭葉の部分です。前頭葉は理性的なブレーキをかける役割を果たすのですが、年齢を重ねることで脳の萎縮が進み、この機能が衰えてしまうのです。

脳は部位によって役割が異なります。
・前頭葉:感情や記憶を司る
・側頭葉:言語理解
・後頭葉:視覚情報の処理
・頭頂葉:計算能力

このように人間らしい理性をコントロールするのが前頭葉なのですが、ここは他の領域に比べると老化で衰えやすくなるそうです。そのため、若い頃は抑えられた怒りも年齢を重ねると我慢できなくなるのです。

前頭葉は早ければ40代から衰えが始まるとのことなので、脳を萎縮させない対策が必要となります。

ではどうしたら良いか?

前頭葉を鍛えましょう!

前頭葉が使われるのは、想定外のことが起きたときにその対処をするときです。
例えば、会社で想定外のシステムトラブルに見舞われてその対処が必要になったとか、接客しているときに予想外のお客さんが来て大変な思いをしたというような場合です。

想定外のことが起こると、人間は前頭葉をフル稼働させてそれに対処しようとします。そのため、前頭葉を鍛えるには常に想定外の状況に身を置けば良いのです。

といっても強烈な想定外ばかりではかなりしんどいので、程よい想定外から始めましょう。

前頭葉を鍛える方法

具体的に前頭葉を鍛える方法をご紹介します。

  • 今まで買ったことのない食材やいつもと違うレシピで料理をする。
  • いつもと違う新しい散歩ルートを開拓する。
  • 行ったことのないお店でランチや買い物をする。
  • 小遣いの範囲内で投資をしてみる。
  • 普段と違う服を着て出かける。
  • 普段読まないジャンルや作家の本を読む。
  • 先の読めないワクワクするストーリーの映画やドラマを見る。
  • 興味を持っている事について積極的に調べる。
  • 新しい趣味のサークルに参加して人と交流する。

何か新しいチャレンジを常に見つけることが大事と言えそうですね。

まとめ

  • 老人がキレるのは前頭葉の衰えから。
  • 予想外の状況に身を置くことで前頭葉が鍛えられる。
  • キレない人になるために新しいチャレンジをし続けよう。

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