「記憶術」と聞くとどうも胡散臭いとかオカルトだとか変な怪しい商売なんじゃないの?みたいなイメージを持ってしまう人もいるかもしれませんが、今回の話は一切そういうことはなく、ホントに記憶できるようになる事実のお話です。私が実際試してみて絶大なる効果があったのでご紹介します。
記憶力が上がるとどんないいことがあるか
- 記憶力が向上することで脳が活性化する(ボケ防止)
 - 発想力が向上し、脳をうまく使えるようになる
 - 覚えることが得意になり自信につながる
 
現在、スマホが急速に普及し、連絡先やToDoリスト、予定表などあらゆる管理が自動でできるようになり、覚える機会がめっきり減りました。
しかしそれに甘えすぎてデジタルデバイスに頼りすぎてしまうと脳の働きが低下してしまう恐れがあります。
記憶力を鍛えることで脳が活性化しその働きも向上します。これによって前向きな気持ちになると同時に自信にもつながります。
こんなことに応用可能です
- 長めの買い物リストやToDoリストの暗記
 - クレジットカード番号の暗記
 - 長いパスワードフレーズ
 - 単語帳代わりに
 - 試験勉強に
などなど汎用的に活用可能です。 
記憶の方法「場所法」の紹介
はじめに
場所法による記憶術を利用すると使いはじめてすぐに簡単に20程度の単語や数字を覚えられるようになります。
使いこなせるようになれば100でも200でも覚えることが可能で、基本的に上限はないそうです。
記憶力の競技のチャンピオンも使っている方法です。
場所法のやり方
一番手っ取り早いのが、自宅の間取をイメージして場所を決める方法です。
まずは自宅の中で場所を20個決め、覚えたいものをその場所に置いていきます。
置くときには極端にインパクトのあるイメージを妄想することで頭に残りやすくなります。
例えば「りんご」という単語を覚えるのであれば置く場所に大きくて真っ赤な丸いりんごの映像を思い浮かべるようにしてください。
座席に置くようなイメージであればそこに座っている人にリンゴを投げて渡して驚いたというような妄想をするとより覚えやすくなります。
同様に、例えば「納豆」であれば全身納豆まみれになってしまったというような悲惨な映像をイメージしてみてください。
場所と順番を決める
具体的に自分の家の間取りを描いて、スタートからゴールまで番号を書いてみてください。
↓こんな感じです。この例では1番から20番まで置く場所を決めました。

この場所は、一度作ってしまえば何度も使いまわせます。
STEP1:場所を作る(下準備)
STEP2:各ポイントに覚えたいものを置いていく
STEP3:各ポイントを順番にたどり、覚えたものを取り出す
やってみよう
最初は10個からでOK
| 1 | りんご | 
| 2 | うさぎ | 
| 3 | CD | 
| 4 | 時計 | 
| 5 | 扇風機 | 
| 6 | 包丁 | 
| 7 | チョコレート | 
| 8 | タオル | 
| 9 | 辞書 | 
| 19 | そうめん | 
慣れたら20個をやってみよう
| 1 | クッキー | 
| 2 | 牛乳 | 
| 3 | 参考書 | 
| 4 | 布団 | 
| 5 | スマホ | 
| 6 | 新聞 | 
| 7 | コップ | 
| 8 | 金魚 | 
| 9 | ベルト | 
| 10 | スニーカー | 
| 11 | 公園 | 
| 12 | うどん | 
| 13 | マウスパッド | 
| 14 | 地震 | 
| 15 | Tシャツ | 
| 16 | 犬 | 
| 17 | 徒競走 | 
| 18 | ネギトロ巻き | 
| 19 | 自転車 | 
| 20 | ピザ | 
まずは20個覚えることを目標にしてみましょう。焦る必要はまったくありません。
自分のペースでチャレンジしてみてください。
設定する場所は自宅以外にも、学校やオフィス、駅までの道順なども利用可能です。
場所を増やしていくことで記憶の容量が増えていきます。
数字はイメージに変換
童謡「すうじのうた」に当てはめてみて変換します。
| 覚える数字 | イメージ | 
|---|---|
| 0 | 月 | 
| 1 | 煙突 | 
| 2 | がちょう | 
| 3 | 耳 | 
| 4 | 弓矢 | 
| 5 | 鍵 | 
| 6 | たぬき | 
| 7 | ラッパ | 
| 8 | だるま | 
| 9 | おたまじゃくし | 
このときも文字ではなく、映像を思い浮かべて変換するようにしてください。
まとめ
- 場所法を使うことによって何の脈略もない事柄もどんどん覚えられるようになります。
 - 頭の中で映像としてイメージすることが極めて重要です。(単なる文字情報ではなく)
 - よりインパクトのある状態をイメージすることで感情が動き、記憶に定着しやすくなります。
 
【参考文献】平田直也著『世界最強記憶術 場所法』ディスカヴァー・トゥエンティワン

  
  
  
  

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