コーヒーの自家焙煎をやってみよう!

コーヒー

コーヒーの自家焙煎は家庭でも意外と簡単にできちゃいます。今やネットで生の豆を購入することができますし、ガス台があればほんの20分程度で美味しいコーヒーを焙煎できます。煎りたて挽きたてのコーヒーを是非お試しください。

コーヒーの生豆(なままめ)

焙煎前のコーヒー豆を見たことがありますか?

品種にもよりますが、少し緑がかったクリーム色をしています。
これに熱を加えるといつものコーヒー豆になります。浅煎りだと酸味が強く、深煎りだと苦味が強くなります。
ちなみに、生豆はネットで購入でます。

だいたい100gで200~300円から購入でき、大量に購入すれば100gで100円程度で買えることも。
(品評会で表彰された豆は100gで2,000円もするものもあります。)

コーヒー豆のハンドピック

コーヒーの生豆には取り除くべき欠点豆が存在します。
その生豆全体の品質にもよりますが、コマーシャルコーヒーで10~30%、スペシャルティコーヒーでは10%以下(品質が良ければ5%程度)の欠点豆が含まれています。
コーヒーを焙煎する前に、これらの欠点豆をハンドピックでより分けて取り除きます。
欠点豆には、カビ豆、貝殻豆、虫食い豆など(写真参照)があり、混入すると雑味や渋味の原因となってしまいます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: kettenmame.jpg

自家焙煎では必須の作業となります。また、焙煎した後に、もう一度ハンドピックをします。このときの目的は、焙煎ムラのあるコーヒーを取り除くことにあります。

コーヒーの自家焙煎:家庭用焙煎機(初級編)

家庭でもコーヒーの自家焙煎は意外と簡単に出来るんです。初めて焙煎するのにオススメなのはふた付きの手網です。

手順をご紹介します。
1.焙煎用の網に、ハンドピックで欠点豆を取り除いた生豆を移します。
2.火は強火で、最初は高さ20-30cm程度の高さで網を左右に振り続けます。

3.豆が乾燥し茶色に色づいてきたら高さを少し低くし、15-20cmをキープします。
4.15分くらいで豆がパチッパチッとはじけてきます。(1ハゼ)
5.少し高い位置にし、網を振り続けます。
6.5分くらいではじける音がプチプチプチというように変化します。(2ハゼ)
7.プチプチプチという音がピークを迎えたら火からおろし、すぐにドライヤーの風で冷却します。(すぐに冷却しないと焙煎度合が進んでしまいます)


8.豆を冷やした後、密閉できるビンに詰めます。一昼夜は、豆からガスが放出されるためふたを完全には閉めないようにします。2-3日後が香りのピークとなります。

(おしまい)

意外と簡単でしょ!?

注意!!
チャフ(薄皮のカス)でガス台が汚れますのでがんばって掃除しましょう(^_^;)

コーヒーの自家焙煎:家庭用焙煎機(中級編)

今度はハンドロースターで焙煎します。

(ユニオンサンプルロースター 実売価格約¥43,000)

初級編での手網による焙煎の経過に慣れていればそれほど苦労しません。

1ハゼの音が聞こえたら弱火にします。その後はテストスプーンで色合いを見ても良いですが慣れてくれば音と煙で判断できます。あとは好みによりますが2ハゼが聞こえたら火からあげ、ふるいの上にザザーっとあけ、すぐさまドライヤーで冷やします。
手網では100g程度でしたが、ハンドロースターでは400gくらいが丁度良い量です。そのためその分だけチャフも多くなりますので要注意です(^_^;)

流しにふるいを置き、さらにダンボールで壁を作ってあげると良いかもしれません。

色々と試行錯誤して悩むのも自家焙煎の醍醐味です。

コーヒーの自家焙煎:家庭用焙煎機(上級編)

富士珈機さんのDISCOVERY。

焙煎量:生豆で250gと超小型ながら自家焙煎店で使用されている 本格コーヒーロースターの機能をすべて備えた本格的な焙煎機です。(価格:¥558,000)

っていうか、もうこうなると家庭用の域を超えているかもしれません(^_^;)

コーヒー豆の焙煎度

コーヒー豆の焙煎度は、大きく分けて、浅煎り、中煎り、深煎りの3段階があります。
さらに細分化し、ライトからイタリアンまでの8段階の分類も広く用いられています。

一般に、浅煎りはライト、シナモン、中煎りはミディアム、ハイ、シティ、深煎りはフルシティ、フレンチ、イタリアンを指します。

コーヒー豆は、焙煎が浅いほど酸味が強く、深いほど苦味が強くなります。同じ豆でも焙煎度合いによって、酸味と苦味の具合が変わってくるということになります。

ただし、豆の種類によって酸味、苦味の程度も変わり、最も個性の引き立つ焙煎度も異なります。

【各焙煎度の概要】

  • ライト:最も浅い。酸味が強く一般の飲用には不向き。
  • シナモン:少し香りが出てくるが、酸味が強く苦味はない。ブラックコーヒー向き。
  • ミディアム:コーヒーらしい香りが立つ。苦味も少し出てくる。アメリカンコーヒーに向く。
  • ハイ:喫茶店で用いられることが多い。風味のバランスが良い。
  • シティ:酸味が抑えられ、苦味やコクが出てくる。こちらも喫茶店ではおなじみの焙煎度。
  • フルシティ:酸味は弱く、苦味が強調される。豆によっては表面に油分が出てくる。アイスコーヒーやエスプレッソにも向く。
  • フレンチ:酸味がほぼなくなる。ミルクと混ぜてもコーヒーの味がしっかり残るのでカフェ・オ・レにも向く。
  • イタリアン:最も深い。豆は黒色をしており、表面に油脂が浮き光っている。エスプレッソに使われるが、最近はあまりここまで焙煎することは少ない。

まずは手網でお手軽に焙煎できるので是非試してみてください。
正直、コーヒーに対するこれまでの印象が大きく変わり、新しい扉が開かれます。

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