瞑想と聞くと、スピリチュアル?オカルト?宗教なの?なんか怪しくない?
と思われる方もいるかもしれませんが、全然怪しいものではありません。
瞑想は、各分野の著名人、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、スティーブ・ジョブズ(Apple元CEO)、マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)、ミランダ・カー(女性モデル)、イチロー(元プロ野球選手)をはじめとする超一流・超有名な方々もこぞって絶賛しています。
瞑想のメリット
- 集中力が上がる
- 記憶力が高まる
- ストレスが和らぐ
- メンタルが安定する
- 幸福度が上がる
- 免疫力が高まる
これらの効果はなんとなく気分的にという訳ではなく、様々な研究論文が発表され科学的にも立証されています。
瞑想を理解するためにまずはマインドフルネスを理解しよう
マインドフルネスとは、「今その瞬間、集中すべきことに全神経が集中できている」状態のことです。
実は、人間の脳は勝手に色々なことを考えてしまっていて、周りの音、スマホの通知、人の会話などが気になってしまい、全集中できていないのが通常です。
そのため脳が常時分散して使われていることにより、集中すべきことにすべての力が投入できていないということになります。
この状態は、マインドフルネスの逆で、マインドレスネスと言います。
目の前の仕事に集中できずメールやSNSの通知が気になってしまったり、美味しい料理を食べながら仕事のことを考えてしまったりと一番大事なこと以外に気を取られてしまうという状態です。
これが酷い状態にエスカレートしてしまうとうつ病などの心の病にまで発展してしまいます。
こうならないためにも、意識的に脳をスッキリさせて、その瞬間、その瞬間に集中できる状態、すなわちマインドフルネスを目指しましょう。
このマインドフルネスになるために「瞑想」という脳・心のトレーニングが必要という訳です。
瞑想の方法(まずは正しいやり方)
ちなみに、よく勘違いされることが多いのですが、瞑想は”心を無にしよう”とか”感情をコントロールしよう”という意識は全く必要ありません。
- ステップ1:10分タイマーをセットする(合わせてスマホの通知はOFFに)
体勢は寝転んでも良いですが、寝てしまっては元も子もないので座ってやるのがベストです。またウトウト防止の観点から寝る前やお昼ご飯の後を避け、朝起きた後がおススメです。
用意ができたら、まずは深呼吸を5回、徐々に頭を瞑想モードへ切り替えていきます。
- ステップ2:体の感覚に集中する
頭のてっぺんから足のつま先まで徐々にスキャンするような感覚でチェックし、リラックスできているか、いつもと違う感覚が無いか、力んでいないかということを確認していきます。
その時、仮に力んでいる部分があろうが痛い部分があろうが気にしないでOKです。
この体スキャンは、最初は10秒程度でさらっと行いその後で30秒かけてじっくりスキャンしていきます。
なお、朝10分取れない場合はこの体スキャンだけでも瞑想の効果は得られますのでこれで終了してもOKです。
- ステップ3:呼吸に集中する
4秒かけて息を吸って、6秒かけて息を吐くというイメージですが、秒数は厳密である必要はありません。心地良いくらいのゆっくり呼吸を心がければOKです。このとき、呼吸のカウントをしてみましょう。
息を吸ったら1、息を吐いたら2、と繰り返し、10までいったらまた1から繰り返します。
実はこれが結構難しくて、カウントを忘れてしまったり、10を過ぎて数えてしまったりと間違ってしまうことが多々あります。しかし、このミスについても客観的に観察して、心穏やかに受け止めればOKです。焦る必要は全くありません。
10分タイマーが終了するまでこの呼吸カウントを続けてください。
その後大事なのは、しばらっくボケーっと何も考えない時間を取り、心を開放してください。
心のトレーニングを終えて休む時間を取るということです。
瞑想を終えて、過去の嫌な出来事や将来への不安に思う回数が以前よりも減っていれば効果が出ています。
面倒くさがりの人・朝時間が取れない人へ
仕事前の朝に10分瞑想の時間を取るなど、正直言って狂気の沙汰ですよね(笑)
私もそう思います。
そんなあなたには、寝る前の10分間ベッドに入ってやってもOKです。
寝ながら体スキャン、呼吸に集中、これをやるだけでも瞑想の効果はあり、さらにスムーズに眠りにつけるという一石二鳥の効果もあります。
まとめ
- 毎日10分間の瞑想であなたの悩みはほぼすべて解決できる
- 周りの雑音に神経を持っていかれているのは”マインドレスネス”の状態
- 瞑想により、集中すべきことに集中できる”マインドフルネス”を実現
- これによって脳のパフォーマンスが上がり、メンタルも向上
- 瞑想は3ステップ(10分タイマー、体スキャン、呼吸カウント)
- 夜寝る前でもOK
参考文献
『頭を「からっぽ」にするレッスン』辰巳出版
コメント