チョコレートの主な原材料はカカオ豆ですが、カカオ豆からチョコレートってどうやって作るんだろうと興味があり、実際に試してみました。
今回、「おうちハック」https://ouchihack.com/というサイトから手作りチョコレートキットなるものを取り寄せました。
市販のチョコとは全く異なりカカオの風味豊かなある意味超とんがったチョコレートが完成しましたので早速ご紹介します!
用意するもの
- カカオ豆(キットに同梱)
- シリコン型(キットに同梱)
- フライパン&ヘラ
- 鍋
- すりこぎ・すり鉢
- スプーン
- 砂糖30g
作り方の流れ
1.カカオ豆を洗う
↓
2.フライパンで焙煎する
↓
3.皮をむく
↓
4.豆を砕く
↓
5.湯煎しながらすりつぶす
↓
6.砂糖を入れる
↓
7.さらにすりつぶす
↓
8.型に入れて冷やす
↓
9.完成!
作り方の手順詳細
- カカオ豆を洗う
ボールにカカオ豆を入れ、お米を研ぐようにゴシゴシと良く洗います。水が汚れるので、キレイな水に変えて何度も洗います。5分くらい洗って水が濁らないようになったらOK。ペーパータオルなどでしっかり拭き取ります。 - フライパンで焙煎する
弱火にかけながら、ヘラで焦げないようにカカオ豆をまぜ続けます。15~20分焙煎していると、バチッ、バチッと豆がはじける音がしてきます。さらに少し焙煎を続け、火を止め冷ましてから豆を割ってみます。パリッと割れたらOK、ぐにゃっとしたらまだ焙煎が足りません。パリッと割れるまで続けましょう。ちなみにカカオ豆のパッケージを開けたときからチョコの香りが部屋に充満し幸せな気分に浸れます( ´∀` ) - 皮をむく
焙煎が終わって冷めたらカカオ豆の薄い皮を一つずつ手でむきます。皮をむくときにバラバラと割れてしまうことがありますが後で細かくするので問題ありません。 - 豆を砕く(4~7の工程で3時間ほどかかります。こだわるのであればもっとかかるかも。)
すり鉢の中に皮をむいたカカオ豆を入れ、すりこぎで細かくしていきます。この作業が最も過酷!完成後の舌触りに影響するのでできる限り粒子が細かくなるようすり潰していきましょう。 - 湯煎しながらすりつぶす
鍋やフライパンに水をはり、お湯を沸かします。そこにすり鉢を浸し、チョコレートを外から温めていきます。これを湯煎と言います。湯煎しながらすり潰していくことで少しずつチョコレートが溶けた状態になります。ここでチョコレートに絶対お湯が入らないよう要注意! - 砂糖を入れる
滑らかになったら、砂糖を投入します。混ぜ続けているとだんだん固まってくるのでその場合はまた湯煎しながら混ぜます。サラサラになるまでと説明書にありましたが、到底サラサラにはならず。ドロドロのままでした(;^_^A - さらにすりつぶす
サラサラになっても混ぜ続けていると次第にツヤが出てきます。ラストスパート、最後の力を振り絞って練っていきましょう。 - 型に入れて冷やす
トロトロになったチョコレートをスプーンを使ってシリコン型に入れていきます。ちなみに↓これは悪い例。チョコがはみ出てしまうと隣同士がくっつき最終的に一体化したチョコが出来上がってしまいます。
まぁくっついてしまっても後で割ればいいので手作りならではのご愛嬌ということでそうなっても良しとしましょう。粗熱が取れたら水平にして冷蔵庫で冷やしましょう。
ちなみに、チョコの中にハニーローステッドアーモンドを忍ばせてあります。 - 完成!
2~3時間冷やすと完全に固まります。少し手で触ってみて十分固くなったのを確認したら型から取り出します。これにて手作りチョコの完成です!
いざ実食!
カカオの風味が超濃厚!口いっぱいに強い酸味と苦味が広がり、一気にカカオの良い香りが鼻から抜けます。(この後に市販のチョコを食べるとなんだか香りのしない油分を食べてるような錯覚に陥ってしまうほど手づくりチョコは濃厚です)
一方、舌触りについてはかなり”じょりじょり”、”じゃりじゃり”です。
すりこぎで潰すにはやはり限界があり、石臼などで長時間すり続けないと市販品のような滑らかさにはならないようです。
ただし、これは初めから予想できたので、ハニーローステッドアーモンドを中に忍ばせておいたのが大正解でした。
アーモンドのカリカリ食感によってチョコのじゃりじゃり感が緩和されほとんど気にならなくなります。
総評としては、これ、チョコマニアの人にはめっちゃ美味しく感じるんじゃないでしょうか。舌触りはともかく、濃厚なカカオ本来の味を体全身で受け止められます。(おおげさ?)
まとめ
- カカオ豆をすり鉢ですり潰すのは超大変!
- 手作りチョコのカカオの風味は超濃厚で超最高!
- 舌触りは悪いがナッツを入れることで緩和できる。
カカオ豆をすり潰すのに腕がパンパンになって大変でしたが、ホンモノのカカオの味を知ることができ素晴らしい体験ができました。
特に小学生のお子さんがいる方、これは一度やってみて損はないです。(^▽^)v
是非お試しあれ!
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